「中央線古本の旅」を読んで

ブログ「古本万歩計」の「中央線古本の旅」を見ていて、中央線の古本屋各店が掲載されていたのは驚きました。anglophile さんは東京出張の際に、ここに掲載の古本屋めぐりをしています。

東京に来る前に、「okatakeの日記」等で事前調査をした上での古本の旅ですが、それにしても、いい古本屋さんばかりを巡っています。やはり情報収集力と「古本愛」の力でしょうか。

順繰りに中央線の各駅に下車して、西荻に行ったなら、まず盛林堂さんですね。いい本が並んでいます。そして、もうひとつ音羽館に行ったらよかったと思います。ここもいい古本屋さんです。次回はぜひ。

ブログ記事を読んでいると、anglophile さんの買いっぷりがいい。持ち帰れるのだろうかと心配になるくらいに買い込んでいます。このくらいの思い切りがないと、いい本と出会えません。

これにて中央線古本の旅が終了。持ってきた手提げ鞄はパンパンになった。体力も限界ギリギリ。でもやっぱり東京には1年に1回ぐらいは来たいな。

鞄はパンパンになりますね。腕が本の重さに耐えるかどうか。体力もギリでしょう。でも本好きにとっては、いい本との出会いが一冊でもあれば、それで十分なのです。本の重さなんて、ということになります。

私も気軽に京都や大阪に古本の旅ができればいいのですが、諸般の事情により、そういうわけにもいきません。でも、中央線の古本屋めぐりができるのですから、良しとしたい。そう思います。

これを書いた後にブログめぐりをすると、岡崎武志さんが8/29の「okatakeの日記」で次のように書いていました。

『中央線 カルチャー魔境の歩き方』(メディアファクトリー)を読んでいたら、三善里沙子さんのインタビューが掲載されいていて、なぜかぼくの名前が出てくる。『中央線の呪い』の文庫版が出たとき、ぼくが「サンデー毎日」で「中央線は三善里沙子によって発見された」と書いたことを喜んでくださっている。

そう書いたことによって批判もあったそうですが、「あとでグダグダ言っている人は、後だしジャンケンでずるいと思う」と書き、三善里沙子さんの功績を高く評価していました。 ( 何かにつけ、後だしジャンケンって、多いですね。)

私も高円寺で学生時代を過ごしました。それからいまにいたってもなお中央線の古本屋めぐりをしています。中野、高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪西荻窪、吉祥寺。どこもいい街です。

        中央線なヒト―沿線文化人類学 (小学館文庫)