やっぱり、本のこと

水曜日は古本の日なのに、所用があり、古本屋めぐりができませんでした。そこで、今日いつもの古本屋さんに立ち寄りました。とはいっても、時間がなく、ゆっくりと見れないので1店だけにしました。

やはり、行けるのなら、古本屋さんに立ち寄るべきです。行けば本と出会うことができますが、行かなければ何も得ることはできません。今日行ったから、探していた本を見つけることができました。その本は赤塚行雄さんの『戦後欲望史 黄金の六○年代編』(講談社文庫)。

すでに『戦後欲望史』の「混乱の四、五○年代編」と「転換の七、八○年代編」は持っていたので、あとはこの一冊でした。セットとして買うのなら簡単ですが、三冊のうちの一冊を探すのはたいへんむずかしい。運よくあれば、よしといったところでしょう。

            



そういう文庫がふと百円均一の中にさりげなく紛れていたりします。お店の人は単に一冊の文庫として並べるのですが、これが探求しているものにとっては貴重な一冊になります。

早速その文庫を購入し、ついでに『オーウェル評論集』(岩波文庫)も買い、帰ってきました。まずは、赤塚さんの文庫を3冊まとめて読むことができます。これでひと安心。

また、本棚の見るとカバー付きの『オーウェル評論集』がありました。やってしまいました。これは明らかに、ダブリでした。しかし、この文庫はオーウェルのいい評論がまとまっているので、2冊持っていてもいいでしょう。

家ではクーラーをつけずに、扇風機、いやうちわを使い、節電中。こうパソコンに向かっていても汗がしたたります。人一倍汗かきの人にとって、この暑さは過酷過ぎます。それでもまだ耐えられる!・・・まだ耐えられる?

ブログめぐりをしていると、「悪漢と密偵」の中で、8月の新刊でノーマークの本を発見。これは愉しみな一冊なので、メモしておきます。これは本棚探偵シリーズの3冊目になります。


本棚探偵の冒険 (双葉文庫)        本棚探偵の回想 (双葉文庫)



[7/19追記]
密偵と悪漢」の喜国雅彦『本棚探偵の生還』の紹介コメント

七年ぶりに生還した本棚探偵は、さらにパワーアップ。マニアでなくても楽しめる古本エッセイ第三弾。こんな時代に無謀な造本!今回は函のなかに2冊入り。好評の月報は切ってたたむと 「豆本」 に変身。