平凡社が総合文芸誌「こころ」を創刊
平凡社が6月に総合文芸誌「こころ」を創刊しました。エッセー、小説、評論、対談などで構成。創刊号には池澤夏樹、半藤一利、保阪正康、萩尾望都の各氏が執筆しています。ターゲットは中年以上の世代。創刊号は840円で、これから偶数月に刊行する予定です。
創刊号の特集は次の内容です。
特集
漱石「現代日本の開化」一〇〇年
百年目の漱石 佐藤 泉
漱石の明治四十四年 ──「外発的開化」と「自己本位」 関川夏央
私たちは漱石より幸せになったのか? 木田 元
「人生のいっそうの充実を求める方々の深い関心にこたえ、「大人」の知的好奇心を満足させる一冊」になるのかどうか。雑誌の休刊、終刊が増えている中で、いまなぜ総合文芸誌を創刊するのでしょうか。