「不要不急」の消費急減

< 東日本大震災にともない嗜好品やレジャーなど「不要不急」の消費が冷え込んでいる。一部の百貨店や書店、居酒屋では売り上げが前年に比べて半減。ゴルフ場ではこの3連休にキャンセルが相次いだ。消費者は目先の不安解消のため食品などの生活必需品の購入を優先しており、生活を楽しむ心境になりにくいようだ。計画停電で外出を控えている影響もある。>

これは3/22の日経新聞の朝刊<「不要不急」の消費急減>のリード文です。

東日本大震災以降、当店でも注文が減り、前月と比べて半減以下になっています。これは当店に限らず、他のネット書店、リアル書店も同様です。また生活必需品以外の小売商品も同じ傾向にあります。

これから被災地の復旧・復興が始まりますが、この3連休の現地の様子を見ると、時間がかかりそうです。しかし、こうした状況で、メーカ各社は商品の生産、流通経路の確保、輸送体制の確立等をめざして鋭意努力中です。

3月の小売は致し方なしですが、ではこれから先どうするか。このままの状態が長引けば、本当に中小の経営が立ち行かなくなります。また被災地とその周辺はもとより、全国にも甚大な影響が及びます。

人が人とつながり、企業が企業と協力し、国が一致団結して、この事態を改善するよう動き出すことが必要です。日本の政治、経済、社会において、問題は山積みですが、冷静に整然とやることをやる! それ以外ありません。

そこで、当店の当面のスケジュールを考えると、4月はホップ、5月はステップ、6月でジャンプという道筋になります。例えば、当店としては4/30 (土) と5/3 (火・祝) の一箱古本市がホップからステップへとなります。

どうでしょう。このくらいの見通しで、やっていかないと、今を変えることができません。4月になれば、会社や学校も新年度がスタートします。日本が新しく動き始めます。それまでには少しでも上を向いて歩きたい気がします。