粟津潔さんの装丁
久しぶりに粟津潔さんの装丁本を見ました。それは多田進さんのブログ「白の余白」に掲載されていました。やはり、いまでも素晴らしいデザインだと思います。
学生時代に粟津さんのデザイン/装幀に出会い、その強烈さ! に圧倒されました。本は読むものだと思っていました。しかし、本は見るものでもあるということを知りました。
60年代〜70年代はたいへん個性的なデザイナーを数多く輩出した時代でした。粟津さんのほかにも、横尾忠則さん、福田繁雄さん、杉浦康平さんなど、素晴らしいデザイナーを挙げれば切りがありません。
私にとって衝撃的だったのが、なんと言っても、粟津潔さんでした。臼田 捷治さんが杉浦康平さんについて『杉浦康平のデザイン』を書いたように、粟津さんについても書いてもらいたい!そう強く思います。
粟津さんのHPがありますので、そちらもご覧下さい。
また、装丁については『装幀時代』をはじめとした臼田捷治さんの一連の著作をお読み下さい。装幀とは何か、格闘する装幀家たちを追っています。
昨日、図書館から桂川 潤『本は物である―装丁という仕事』(新曜社) を取りに来るようにというメールがありました。この書名の通り、本は物である。これもまたひとつの見解です。
では、私にとって本とは、それはひとつの器です。
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