今日は古本の日
今日は水曜日、古本の日です。久々にいつものコースを一巡しました。とはいえ、そうゆっくりと見て歩いたわけではありません。古本屋めぐりは時間があればいいといったものでもなく、あわただしく廻ればいいといったものでもありません。
その日の自分の調子ですね。その日の調子がよく、棚を見ることができれば、すばやく見ても、いい本をキャッチすることができます。自分の調子が悪いと、見つかるものも見つからず、すべてが難行苦行となってしまいます。
古本屋めぐりでも、自分のこころとからだをベスト・コンディションに、これが大事です。
今日の収穫は次の通りです。
- 谷沢永一 『粋判官』 文藝春秋
- 山本夏彦 『茶の間の正義』 文藝春秋
- 伊藤裕作 『私は寺山修司・考 桃色篇』 れんが書房新社
- ダグラス・ラミス 『影の学問、窓の学問』 晶文社
- 松山巌 『銀ヤンマ、匂いカラス』 毎日新聞社
- 久保田二郎 『最後の二十五セントまで』 冬樹社
- エヴァレット・ライマー 『学校は死んでいる』 晶文社
驚くべき一冊がこの中にあります。それがどれか。ネットで価格チェックをすると、本当に驚きました。こんなことがあり得る/あり得ない?
それは山本夏彦著『茶の間の正義』(文藝春秋)なのです。あの花森安治さんがこの本の装本をしています。カバーデザインを見れば、すぐにわかるのですが、そうした一冊。なんと、Amazonで、10,735円。
これには参りました。念のため、日本の古本屋でも検索をしてみましたが、高値4,200円でした。そうなると、Amazonの値段がさらに高い。競合がないと、値段が跳ねると言われる通りです。さて、この一冊、どうしよう!?