今日は古本の日

今日は水曜日、古本の日です。久々にいつものコースを一巡しました。とはいえ、そうゆっくりと見て歩いたわけではありません。古本屋めぐりは時間があればいいといったものでもなく、あわただしく廻ればいいといったものでもありません。

その日の自分の調子ですね。その日の調子がよく、棚を見ることができれば、すばやく見ても、いい本をキャッチすることができます。自分の調子が悪いと、見つかるものも見つからず、すべてが難行苦行となってしまいます。

古本屋めぐりでも、自分のこころとからだをベスト・コンディションに、これが大事です。

今日の収穫は次の通りです。

驚くべき一冊がこの中にあります。それがどれか。ネットで価格チェックをすると、本当に驚きました。こんなことがあり得る/あり得ない?

それは山本夏彦著『茶の間の正義』(文藝春秋)なのです。あの花森安治さんがこの本の装本をしています。カバーデザインを見れば、すぐにわかるのですが、そうした一冊。なんと、Amazonで、10,735円。

これには参りました。念のため、日本の古本屋でも検索をしてみましたが、高値4,200円でした。そうなると、Amazonの値段がさらに高い。競合がないと、値段が跳ねると言われる通りです。さて、この一冊、どうしよう!?



山本夏彦『茶の間の正義』(文藝春秋)