新橋大古本まつり
11/15(月)から11/20(土)まで、新橋駅前のSL広場で「新橋大古本まつり」が開催されています。先回同様、今回も雨にたたられ、天候が不安定の中での開催となりました。女心/男心と秋の空?( 東京の古本市の予定は「東京古本市予定表」をご覧下さい。)
今年の新橋の古本市は本当についていない。それは新橋に限らずでしょう。これだけ天候に影響された年もない気がします。例えば、10月の「秋も一箱古本市」もそうです。「ふるほん日和」も、古本日和とはなりませんでした。
今日は雨男/雨女がいなかったので、雨は降りませんでした。夕方、慌しく会場を廻りました。いくつかの店頭で文庫(新書含むところもあり)が100円均一で売られていました。まずは狙い目の文庫から。
今回は文庫があまりいいものがなく、新書狙いにターゲットを変えました。新書は買っても売れないというのが定説ですが、いいと思う新書であれば買いです。なにを躊躇することがあるのでしょう。もう一巡し、成果がありました。その成果は下記参照下さい。
古本を見て、いつも思うのですが、なぜこんなにも価格が違うのでしょう。A店では500円の本が、B店では800円であったり、まったく同じ本もでこれだけの差が生じます。そのお店の価値観の問題です。まさに、?/!(変なのですが、そこが面白い)のです。
ただ今回気になったのは、携帯で価格を確認している人が増えたこと。若い人が多いのですが、中高年でも数名がそうやっていました。確かにスマートフォンが普及し便利になりました。が、それを賢いとみるか、そうでないと見るか。各自の判断です。
どんなやり方で本を買ってもいいのですが、私は電脳族にはなれないようです。そういう人に、そういうことに、どうも違和感を感じます。古本の世界では、やはり、自分の趣向と古本の質感を大事にしたいと思っています。
【本日の購入本】
まずはチャリティ本から2冊。
次に、安めの新書を重点的に。計10冊が釣果です。
- 寿岳文章 『書物とともに』 冨山房百科文庫
- 吉本隆明 『甦るヴェイユ』 洋泉社MC新書
- 阿部謹也 『北の街にて』 洋泉社MC新書
- 酒井健 『バタイユ入門』 ちくま新書
- 小林英雄 『<満州>の歴史』 講談社現代新書
- 吉見俊哉 『博覧会の政治学』 中公新書
- 吉見俊哉 『万博幻想』 ちくま新書
- 佐々木俊尚『電子書籍の衝撃』 ディスカバー携書