本を読むこと

今日は素晴しい快晴で、昨日までの曇りが嘘のようでした。ブログ「viva! BookLife.」を読んでいると、「初雪」という言葉が目に留まりました。もう函館は初雪なのです。

忙中閑あり。

ブログを読む時間が取れました。少しは気が楽になったか。それはそれとして、いい文章を読みました。「本よみうり堂」の空想書店の11月の店主は小澤征良(おざわせいら)さんです。今回初めて知りました。*1

その小澤さんは「知らない世界を旅する」で、次のように書いています。

<本を読むことは旅をすることと似ている。人は読書を通して、それまで知らなかった世界や感情、人生を旅することができる。行ったことのない南島の蒼(あお)さに目を細め、極北の凍った風のにおいを嗅(か)ぎ、身を焦がす恋をする。名もない男になり、年老いた老女になり、さすらう犬になる。その度に自分の中の世界が広がってゆく。宇宙が誰にも気づかれないうちに広がるように。>

<本を読むことは旅をすることと似ている。>とは同感です。そして最後に<宇宙が誰にも気づかれないうちに広がるように。>もまたいい。旅にも文法があるように、本にも文法=本の読み方があります。

その読み方は人それぞれですが、上記の気持ちは納得できます。大陸を横断してもいいし、孤島を巡回するのもよし、歴史を往還するものいいでしょう。こうしたことの愉しみは旅人にしかわからないことかもしれません。

旅好きは本好き。本好きは旅好き。今週は忙しかったので、来週からまた新しい旅に出たいと思います

*1:<小澤 征良(おざわ せいら)は、アメリカ合衆国サンフランシスコ生まれのエッセイスト、作家。
父親は指揮者の小澤征爾。母親は元モデルで女優の入江美樹(小澤・ベラ・イリーン)。弟は俳優の小澤征悦。従兄弟にミュージシャンの小沢健二がいる。>
※このWikipediaからの引用は11/14に追記しました。