「雑誌不況」のことばかり

各新聞社のHP読書欄を読むと、「月刊現代」など雑誌が休刊するので「雑誌不況」のことばかりを取り上げています。asahi.comでも、「本よみうり堂」でも、取り上げており、改めて書くこともないかもしれません。

読書ブログでも何人もの人が「雑誌不況」について書いています。その中の「知ったかぶり週報」では現場からの意見と覚悟を掲載していました。

<出版という大陸が沈むいっぽう、デジタルメディアという島は確かに急速にいくつも生まれている。しかし、残念ながらそれぞれの島は小さく、どうみても大陸の人が全部移れるとは思えない。「こっちが沈没の危機なのに、お前ら何のんきに島でまちづくりごっこして遊んどるねん」と非難されるのももっともなことだ。でも、いま誰かが島を整備して人を住めるようにし、なおかつ大きな島が幾つも生まれるようにない知恵を絞り、大陸から島に橋を架け連絡便を通す・・・ということは、どうあってもやらねばならないことだ。間に合うのだろうか。でも、間に合わせなければならない。>

誰かがやるのではなく、自らがやること。そうしていかないと、何も始まらない。現場はかなりの危機感を持っています。しかし、このくらいの意気がないと、何も生まれません。