黒岩比佐子さんの新刊

6/14「古書の森日記 by Hisako」の「これから出る本2冊」を読みました。一箱古本市の時にお会いして、新刊のことを聞きました。それがこの1冊、いや2冊だったのでしょうか。

  • 『戦争絶滅へ、人間復活へ - 93歳・ジャーナリストの発言』
    (岩波新書) 7月発行
  • 『歴史のかげに“食”あり』 (文春新書) 8月発行
    (タイトル変更の可能性あり)

前者はむのたけじさんへのインタビューをまとめた本だといいます。もう93歳ですか。そのジャーナリストが何を発言するのか、興味があります。

かつて私もむのさんの『たいまつ』を購入し読んだことがあります。本棚にあった記憶なのですが、探しても見つかりません。どうしたものか。かなり昔のことなので、その本があったか借りたか?

同ブログで、黒岩さんはこう結んでいます。

< 2冊とも新書なので値段も700円〜800円程度だが、それでもいまはなかなか本が売れない。初版限りの本ばかり出しているのはかなり辛いし、精神的にも相当落ち込む。読者の方々に厳しい評価をされているということだから……。資料代で赤字スレスレになっても、本にして恥ずかしくないものを書いていきたいし、そのためにも、できれば少しは売れてほしいのだが……。>

その中で、<資料代で赤字スレスレになっても、本にして恥ずかしくないものを書いていきたい>といいます。これが文筆家としての心意気です。その心意気に共感します。まず岩波新書を購入したいと思います。