「本の町」準備ブログ

これも「一古書肆のブログ」のリンクからのブログ「本の町」準備ブログです。サブタイトルには次のように書かれていました。

日本にも「ヘイ・オン・ワイ」のような本の町を作ります。
作っていく過程をここに記録すると共に情報の交換を行う予定。

荻窪で会議」を読みますと、この「本の町」プロジェクトには「杉並北尾堂」北尾さん、「文雅新泉堂」野崎さん、「れいど・ばっく」平野さん、「ハートランド」斉木さん、李さん、古本屋「書肆月影」大塚さんが参加しています。

それは今年1月から始動している新しい本の街づくりのプロジェクトで、次のような出発点でした。

始まりはこの本から。
「新世紀書店(ポット出版2006年刊)」
この中で、イギリスの古本村「ヘイ・オン・ワイ」とベルギーの古本村「ルデュ」について書いています。2005年9月に旅した時のレポート。
旅をしながら、日本でも同じように古本村ができたらいいな、と思いました。

新世紀書店--自分でつくる本屋のカタチ

実際には「日本版は古本だけじゃなくて本ならなんでもありの場所。」だそうです。このブログを読んでも、参加者をみても、これは注目のプロジェクト!です

ではどこに。始めは神奈川県の藤野町からスタートし、長野県の高遠の民家に決るまでの経過はこのブログに書かれています。詳しく知りたい方は一読を。そしてこう書いてありました。

高遠の古民家が、「本の町」とどう関わっていくか、についてはアイデアはいろいろあるけれども、まだ未知数の部分も多い。何しろ「本の町」が日本にないのだから。ただ、ここで体験する成功も失敗も、間違いなく将来の布石になることだけは、メンバー一同の共通した認識だ。

またイギリスの古本村「ヘイ・オン・ワイ」については Welcome to the Official web-site for Hay-on-Wye in Wales, United Kingdom があります。

ベルギーの古本村「ルデュ」についてはルデュ村のHP(仏語)に掲載されていますので、関心のある方は各サイトを参考してください。

しかし、残念なのは今月( HPでは5/20頃まで )で西荻窪の「ハートランド」が閉店してしまうことです。これもまた、終わりがあり、始まりがあるということか。ふっと、溜息が出てしまいます。