ちょっとメモを

ブログ巡回は「えっ」という書込みを読んだりすると、ブログするか、メモするか、いずれか。一巡しても、気になる記事も多いし、知らないことはもっと多い。

そんな中から、今日のメモ。「Love Books」からの情報です。

有本芳水『笛鳴りやまず』(中公文庫)*1

この文庫は4月に限定復刊されたもので、定価1500円。内容は裏表紙の一文を紹介しています。

学生を気軽に家に招いた夏目漱石、「恋を恋する人」竹久夢二、芳水の就職を世話した恩師島村抱月……文芸記者歴三十余年間に会った五十数名の作家や詩人たちの知られざる素顔をつづる。名編集者として手腕を発揮しながら詩人としても活躍した著者による、日本近代文壇の貴重な裏面史。

この一文を読むだけでも何か面白そうな予感がします。ただし、この値段。「Love Books」さんも二の足を踏んでいます。とにかく高い。

講談社学芸文庫やちくま学芸文庫の定価を考えますと、文庫は決して安くないのです。高くても読める愉しさを考えれば、この値段に納得しないと、ずっと買えないことになります。が、どうでしょう。

それから「田中栞日記」から、吉井勇『東京・京都・大阪』(平凡社ライブラリー)を追加しておきます。田中さんが最後にこう書いている以上、「一読の価値あり」か。

東京・京都・大阪

随筆とは、こういうふうに書くものだ、と見せつけられる貴重な1冊。一読の価値あり。

読みたい本がブログから2冊ピックアップできました。この後は、書店に行き、内容を確かめ、よければ購入、そうでなければ図書館で、ということになります。

*1:この文庫の画像を入れたかったのですが、いい画像がなく入れませんでした。