カルチャー界の目利きたち

エスクァイア日本版 10月号の特集で、「 現代の目利き101人。」を取り上げています。そのなかでも、「 カルチャー界の目利きたち。」では、books というジャンルで、柴田元幸さんと永江朗さんが書いています。

柴田さんは「哲学と心意気があふれる街の書店」として、往来堂書店*1 また、永江さんは「プロに鍛えられた由緒正しき書店」として東京堂書店を取り上げています。

特に永江さんは東京堂書店について、次のように言っています。

日本で1日に出る新刊の数は平均200点以上に及びます。東京堂書店の1階は通称「軍艦」には大量の新刊が積まれていますが、これはある程度以上の水準のものだけが厳選されている。新刊が軍艦に積まれることは作家や評論家にとって大きな誇りなのです。

このある程度以上のものを厳選する人がまさに本の目利きだと思います。そうした目利きの、きびしい目によって、あの水準は保たれています。本屋さんの仕事も本当に奥が深いのです。

*1:この往来堂書店の店長の日誌「往来堂 店長日誌」には、書店経営の喜怒哀楽が記されています。大変なのですが、頑張っている。そんな店長を応援したい。