神田神保町書店めぐり

今日神田神保町に立ち寄り、書店と古本屋を見て回りました。書店はあまり変化なし。古本屋も田村、小宮山、文省堂などを見ましたが、ピンとくるものがなく、めずらしく手ぶら。

それではと思い、古書モールへ。ここも同じ。商品をどこかに出しているのか、棚が開いているところがありました。夏、この暑い時期に読書?ということか。それにしても、何もないということは本当にめずらしい。

帰りに、東京堂書店ふくろう店に立ち寄り、紀田、坪内、鹿島各氏の棚を見ました。坪内さんの棚の補充については古書会館での展示即売会を利用しているとか。今月の「本の雑誌」、坪内さんの日記に書いてありました。

帰ろうと神保町の駅に向かう途中で、辻邦生さんの『パリの手記』Ⅰ〜Ⅴ(河出書房新社)を発見。安かったので、買ってしまいました。最近では、辻さんの本もあまり読まれないようです。

狐さんの入門書の中で紹介の、内田義彦さんの『読書と社会科学』(岩波新書*1 を読みながら、家路に。

*1:この新書のⅠ「読むこと」と「聴くこと」の中で、Tさんの話が出てきます。このTさんとは辻邦生さん。そのことが心に残り、辻さんの『パリの手記』を買ったのかもしれません。