立花隆・佐藤優 『ぼくらの頭脳の鍛え方』

立花隆佐藤優
『ぼくらの頭脳の鍛え方』(文春新書)

読者にお勧めなのは、巨大書店の書棚をすべて隅から隅まで見て回ることです。すべて見るのが大変なら文庫と新書コーナーだけでいい。現代社会の知の全体像が大ざっぱでもつかめると思います。アマゾンもいいけれど、書店の棚には全体像がある。ぼくは今でも週に何度か気に入った書店に行きますよ。思わぬ本とも出会いがあるから。
第五章知の全体像をつかむにはp243

これは立花さんの発言ですが、立花さんでさえ、知の全体像をつかむために書店の棚を見に行くのです。私たちも知の全体像を見渡すために書店に出向きたいものです。そこには意外なヒントが隠れており、新しい知の展望が開けるかもしれません。そうしたことを通して、私たちの頭脳は鍛えられるのです。