装幀とは美しい本への強い意志

日本経済新聞6月20日付朝刊の読書欄で、臼田捷治『<美しい本>の文化誌』Book&Designを永江朗さんが書評しています。その中に装幀についていい説明がありましたので紹介します。

装幀とは、単に見栄えのいい、きれいな紙で本をくるむことではない。書いた人のことと読む人のことを考えながら、どんな紙を用いて、どんな文字をどのように印刷するべきかを探っていく。装幀を図書の設計と呼ぶこともあるように、建築とよく似ている。

さらに永江さんは次のように結んでいます。

装幀とは美しい本への強い意志です。

〈美しい本〉の文化誌 装幀百十年の系譜

〈美しい本〉の文化誌 装幀百十年の系譜