4月11日付の新聞書評より
毎週土曜日は新刊書評が新聞に掲載されます。朝日、毎日、日経と3紙に目を通します。書評欄のみならず、一般の記事を読みますので、じっくり読むと半日はかかります。今週の書評のなかで、良いと思ったのは次の通りです。
まず、朝日新聞。作家・佐伯一麦さんが古井由吉さんの追悼として、古井さんの小説のなかから3冊を取り上げ紹介しています。この2と3は読んでいません。3は品切れなので、2を読んでみたいと思います。
1.杳子・妻隠(新潮文庫)
2.山躁賦(講談社文芸文庫)
3.楽天記(新潮社)
それと、売れている本ということで、宇野常寬さんの『遅いインターネット』(幻冬舎)も気になる1冊でした。これはすでに図書館に予約してあるのですが、前予約の人が20人以上いるので、借りられるのは5月の連休以降の見込みです。
次に、毎日新聞。この新聞の書評欄は以前から読んでいるので、毎週購入しています。今週の書評のなかで、気になったのは次の2冊です。
1.安部公房『けものたちは故郷をめざす』(岩波文庫)
2.全卓樹『銀河の片隅で科学夜話』(朝日出版社)
1は安部公房さんんの小説で、評者の沼野充義さんは『砂の女』とはまた違ったもう一つの世界文学がここにあった、と書いています。
また、2は書評家として注目している渡邊十絲子さんのお勧め。だから、読みたい1冊です。