「本よみうり堂」2019年の3冊

「本よみうり堂」では読書委員20人が2週に1回集まって読書委員会を開き、毎回200冊近い新刊本に目を通すそうです。書評すべき本は全員で回覧して議論し、検討を重ねた上で紹介しています。各自に2019年の新刊からこれは!と思う3冊を挙げてもらいました。詳しくは次のサイトをご覧ください。

読書委員が選ぶ「2019年の3冊」<上>
読書委員が選ぶ「2019年の3冊」<下>

この中から、わたしが読んでみたい本はというと、次の3冊です。本を挙げれば、切りがありませんので、「人」で選びました。

宮下 志朗(仏文学者・放送大客員教授
〈1〉佐藤彰一著『歴史探究のヨーロッパ』(中公新書   900円)
〈2〉斎藤泰弘著『誰も知らないレオナルド・ダ・ヴィンチ』(NHK出版新書   1100円)
〈3〉奥山俊宏・村山治著『バブル経済事件の深層』(岩波新書   820円)

先日宮下さんの『モンテーニュ』(岩波新書)を読みました。この本はモンテーニュ、その人となりと『エセー』を中心に読みやすく、分かりやすく書かれていました。
そういう人がどういう本を紹介するのか知りたくなりました。そういう事情からこの人と3冊を選びました。
宮下さんの本を未読の方は、まず『モンテーニュ』をお読み下さい。生気を感じるいい新書です。

モンテーニュ 人生を旅するための7章 (岩波新書)

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