自分の人生を決めるのは誰?

 12月4日付日経新聞「データの世紀」の「理解者はキカイ②」で次のように書いています。

データが、人生の行方すら予測できる時代が訪れた。だが依存過ぎれば振り回され、幸せを見失う。思いがけない出会いや発見をもたらす運は偶然もデータも捉えるきれない。計算された答えをどう受け止め、向き合うのか。それは自分自身で決めなくてはならない。

 そういう時代が来ています。であれば、自分で情報を集め、考え、行動し、判断することが必要です。最終的に自分の人生を決めるのは誰でもありません。自分自身ですから。

 ただ情報が大量にあるだけでは、何の意味もありません。同紙12月5日付「データの世紀」の「理解者はキカイ③」では、次のよう言っています。

データ至上主義も決して完璧ではない。キカイをフル稼働させても、そもそも本当の解につながるデータは希少だ。情報鉱脈とノイズを見分ける力がなければ、データの世紀の未来も見えてこない。

データの世紀を迎えようとしていますが、この情報の真贋を見極める力こそいの一番に必要な力だと思います。ノイズばかりが増えていく社会で、私たちはデータの世紀の青写真を描くことができるのでしょうか。