井上章一さんの『日本の醜さについて』(幻冬舎新書)

週刊ポスト 2018年7月20日号/27日合併号
ポスト・ブック・レビュー

井上章一はつねに異説をとなえる学会の横紙破りと見なされているらしいが、どうしてだろう。視点が新鮮で、博捜して分析的に考え、通説や権威にとらわれず結論を出す。デビューしたときから一貫してかわらない。

池内紀さんが井上章一さんの『日本の醜さについて』(幻冬舎新書)の書評の冒頭で書いています。まさに池内さんのズバリ!の指摘。こうした書評で、この新書を読んでみたくなります。

最近、読みたい!という本との出会いが減りました。いい本がないのか、暑さで意欲減退なのか。どちらにしても、読書の敵は酷暑。今年の夏はそんなことを痛感しています。

日本の醜さについて 都市とエゴイズム (幻冬舎新書)        京都ぎらい (朝日新書)