新潮社編『私の本棚』(新潮文庫)

井上ひさし「本の力」

本はふしぎだ。まるで生きもののように、まわりの人間たちの思惑なぞかまわずに、自分で自分の運命を切り拓く力をもっている。p75

都築響一「本棚が、いらなくなる日」

一生かかっても、追いつかないほど、行きたい場所がたくさんあって、会いたいひとがたくさんいて、作りたい本がたくさんある。そういう自分にとって、一番必要なのは資料の山ではなくて、いつでもどこへでも、いま住んでいる場所を捨てて移動できるフットワークだ。p120


私の本棚 (新潮文庫)