谷川健一さんのこと

昨日の夜、ツイートで谷川さんの死去の話に触れました。その谷川さんについて検索するとWikiに次のように書いてありました。

谷川 健一(たにがわ けんいち、1921年7月28日 - 2013年8月24日)は、民俗学者、地名学者、作家、歌人。詩人谷川雁東洋史谷川道雄日本エディタースクール創設者吉田公彦(旧名 谷川公彦)ら谷川兄弟の長兄。

履歴はというと、谷川さんは熊本の水俣の生まれで、東大を卒業し、平凡社の編集者をしていました。谷川雁さんをはじめ、谷川兄弟の長兄にあたります。血筋からしても、各自の文化遺伝子には共通するものがあります。

<1966年、『最後の攘夷党』で第55回直木賞候補になり、1970年代には『青銅の神の足跡』や『鍛冶屋の母』などを発表し、民俗事象と文献資料に独自の分析を加え、柳田國男折口信夫らを批判的に展開させた>と言われています。

多くの著作のなかで、日本史の網野善彦文化人類学の大林太良、民俗学宮田登、考古学の森浩一らと共同編集した『海と列島文化』(全10巻、小学館)は日本像を変えたと言われています。この共同編集者の方々をご覧下さい。

また谷川さんの著作については三一書房で『谷川健一著作集』全10巻が刊行され、さらに冨山房インターナショナルで2007年より2013年にかけ「全集」が刊行されました。詳細についてはこちらをお読み下さい。

特に著作のなかで、梅田望夫さんは谷川さんの『独学のすすめ』に触発されたとブログで書き、松岡正剛さんは「松岡正剛千夜千冊1322夜」で著書の『常世論』に取り上げ、谷川民俗学を論じています。

メモ書きですが、こうまとめると、谷川民俗学の一端を知ることができるでしょうか。Wikiからの要約でした。

独学のすすめ―時代を超えた巨人たち        常世論―日本人の魂のゆくえ (平凡社選書)