10月〜11月の新刊

今日はなぜか「賑やかな食卓」になってしまいました。10月後半に出る新刊情報と11月の新刊情報から、少し多めに選んでみました。秋、読書には絶好の季節です。

まずは10月の新刊、デザイン関連の本を2冊。

前者はデザインについての入門書ですが、後者はデザインを通しての提案書です。

その内容は次の通り。

 では、この国の未来をとりもどすために、どうするのか。これまで、ものづくりの最先端において数々の創造的な〈出来事〉をプロデュースしてきた原研哉氏が、意表を突く、そして可能性に充ちた回答を示してくれました。日本の資源は「美意識」にこそある、というのです。

その「美意識」とは「繊細」「丁寧」「緻密」「簡潔」─。クールジャパン(Cool Japan)が注目され、2010年から政府もコンテンツ産業を推進しています。原さん、この「美意識」を通してどういう可能性を提案してくれるのでしょう。
 

デザインの教科書 (講談社現代新書)          日本のデザイン――美意識がつくる未来 (岩波新書)



それ以外、気になる11月の新刊をピックアップしました。

久しぶりの鶴見さんの本です。新刊は何年ぶり? 調べてみると、昨年3月に『思い出袋』岩波新書 を出してからですから、約一年半の新刊です。学生時代から、鶴見さんのしなやかな思考から多くのことを学びました。

前に一度書いたのですが、鶴見さんと吉本隆明さんの最後の対談をしてもらいたい。テーマは老いについてとこれからの日本について。でも、なにより、お元気であることを。