東京の西側の古本屋さんで

今週の古本屋めぐりは木曜日にずれ込みました。そこで、いつもの古本屋コースを。途中で、日本の古本屋の「東京の西側でお気に入りの古本屋をみつけよう!」をいただきました。

そこには東京の西側、中央沿線の古本屋さんが紹介されていました。こう見ると、古本屋めぐりで立ち寄る古本屋さんもいくつか掲載されています。また、行ったこともない店もいくつかありました。

読書の秋、古本屋さんの「新規開拓」を。例えば「古書 コンコ堂」のような、新しい古本屋さんも増えています。天野智行さんが「古書 コンコ堂」ができるまでを「本の雑誌」10月号に書いています。

また、「東京の西側で・・・」のなかで、鶴ヶ谷真一さんが「古書展は別世界」というエッセイを書いています。これがなんともいいのです。こうした古本屋さんが理想かもしれない、なんて。一読を。

さらにまたうれしい事に、「古書即売展開催予定表」も掲載されています。10月以降の予定はもとより、来年の前半の予定まで掲載されていますので、これは便利です。「東京の西側で・・・」は内容充実、情報満載です。

【購入本】

最近いい本がないと、必ずかつて読んだ詩人の詩集を探しています。今回の清岡さんの詩集も2002年の作品で、無名の詩人の詩集と一緒にあったものです。帯には花椿賞受賞と書いてあります。

詩集と言えば、詩人ですが、今回の一押しは何と言っても春山行夫さんの『詩人の手帖』です。カバーは汚れ、ヤケは強いのですが、見つけたときは当たり!と言う思いでした。走りながらでなく歩きながら読みたいと思います。

本の読み方は人の歩きかたに似ています。止まってじっくり、ゆっくり歩きながら、急いで走りながら。ゆっくり歩きながら、急いで走りながらの間に、少し急いで、を入れると、4つになるのでしょうか。

普通はゆっくり歩きながらなのですが、速読は急いで走りながら、遅読は止まってゆっくりでしょう。歩きかたもその時の状況に合わせてですが、ゆっくりと少し急いぐらいのペースで歩きながら本を読みたいものです。

紙背に微光あり        増補 書を読んで羊を失う (平凡社ライブラリー)
 
鶴ヶ谷真一さんの本