2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

8月の新刊

いつも新刊情報は「悪漢と密偵」と「注目の近刊・新刊」等を見てチェックをしています。今日で6月も終了。上期が終わり、下期7月が始まります。8月の新刊情報の中から、気になる新刊をピックアップしました。■8月3日刊 高山宏 『新人文感覚1 風神の袋』 18世…

永江朗さんの『暮らしの雑記帖』から

今日はたまたま永江朗さんの『暮らしの雑記帖』(ポプラ社)を拾い、電車の中で読んでいました。その中に、「ブックダーツとスターバックス」というエッセイがあり、ブックダーツの話から読書の仕方について書いてありました。まず、ブックダーツとは何かを…

井筒俊彦という哲学者

新聞の日曜版の読書欄に目を通しました。が、これといって気になる本がありませんでした。当たり外れは必ずあるもので、それに一喜一憂していても仕方がありません。いま手元にある切り抜きは朝日新聞が書評で取り上げた若松英輔さんの『井筒俊彦 叡智の哲学…

今日もまた ・・・・・

日々新た。今日もいろいろありました。それでも一日は必ず始まり必ず終わります。今日も曇り、いまにも雨が降りそうな空模様でした。今日からまた新しい週が始まります。何より梅雨明けを願うばかりです。しかし、梅雨が明ければ、また昨年並みの暑い夏にな…

古本は人から人へ

今日ブログを見て驚きました。2008年に書いた記事にコメントがついていました。それも記事で取り上げた山崎昌夫さんの娘さんからのコメントでした。いま山崎聡子さんはニューヨークで仕事をされ、父親の著書『旅の文法』(晶文社)を散逸し、そのコピーがほ…

それでも古本を買いました

今日は「五反田古書会」に行く予定でしたが、私用があり、ましてこの天候でしたので、五反田ではなく荻窪に行きました。五反田は最近当たりが出始めているので、行きたかった。残念!荻窪で用を済ませてから、古本屋めぐりをしましたが、あいにくの雨。雨の…

今週のトピックス

書物ブログを読んでいると、本の書評を読むことができたり、専門分野の情報を知ることができたり、本に関わる最新情報を知ることができます。そして、ブログを通して、新しい本との関係、人との関係が生まれます。今週の本関連の情報のなかで、今週のトピッ…

気になる人と本

ここ続けて気になる人として、松山巌さん、見田宗介さんを取り上げました。思いつくままあげると、ほかにも何人か思い浮かびます。気になる人の連載が気になる本になります。 坪内祐三『父系図』廣済堂よみものWeb 坪内祐三『探訪記者松崎天民』筑摩書房「ち…

水曜日は古本の日

昨日は水曜日なので、古本屋めぐりをしました。朝から晴天で、午後外出したのですが、額から汗が落ちるほどでした。JRも、地下鉄も、百貨店も、お店も節電で、それほど冷房が効いているわけではありません。今年初の真夏日。こう暑いと本能的に涼しさを求め…

見田宗介『現代社会の理論』(岩波新書)

松山さんも気になる作家ですが、もう一人、気になっているのが見田宗介さん。asahi.comのBOOKでも、見田さんの現代社会の理論』(岩波新書)を取り上げていました。この新書は1996年の10月に発行されています。それが改めていまなぜ取り上げられてのでしょう。…

「東京古本市予定表」の更新

「東京古本市予定表」に下記の予定を追加し、更新しました。今年の「新橋古本市」はだいぶ雨にたたられています。7月の「新橋古本市」はどうでしょうか。何と言っても、ブック・イベントの大敵は雨です。今回から古本市の予定に開催時間を加えました。また、…

6/21(火)にFirefox 5.0 がリリース

Firefox 5.0 が6/21(火)にり公開されました。この5.0をダウンロードしましたが、問題なくスムーズにダウンロードができました。Firefox 5.0についてはこのページを。今回の変更点はCSSアニメーションの対応、Canvas・JavaScript・メモリ・ネットワーキングの…

Firefox4、不調か?

いま使用しているブラウザ、Firefox4が不調? 昨日の午前から急に不良になり、朝の7時ぐらいまでリンク表示や画像表示が一部不安定になりました。通常に戻るまでは、Firefoxでなく、Google Chromeを使用していました。数ヶ月前に同じようなことがあったの…

ブログめぐりから

今日はブログめぐりをして、いい記事を読むことができました。ひとつは「読書で日暮らし」の「山村修への想い」。もうひとつは「日用帳」の5月21日の記事「銀座線で渋谷へ。地下鉄と東横百貨店と東横電車の1930年代渋谷。」です。前者の記事「山村修への想い…

『田村隆一全集 6』読了

先日図書館から借りた『田村隆一全集 6』(河出書房新社)を読了しました。ページ数はなんと570頁です。全集にはいつも通り付箋が立っていますが、その数も半端な数ではありません。この全集を編集したのが、あの長谷川郁夫さん*1です。長谷川さんがこの全集…

内田樹さんの「出版文化の要件」

内田樹さんの『街場のメディア論』の中の「第6章 読者はどこにいるのか」を読んで、「出版文化の要件」についていい指摘でしたのでメモしました。 出版文化がまず照準すべき相手は「消費者」でなく、「読書人」です。書物との深く、複雑な欲望の関係のうちに…

6月〜7月の新刊より

6月・7月の新刊より、次の2冊をピックアップしました。この2冊はすでに当ブログで取り上げたのですが、改めて購入予定本として掲載します。草森紳一さんの本『記憶のちぎれ雲』は「六○年代、/サブカルチャーは輝いていた/若き日の著者が出会った/個性あふれ…

生島遼一さんの「名文ではない、いい文章」

山田稔さんの『マビヨン通りの店』を読みました。この本は加能作次郎から多田道太郎までを取り上げたエッセイで構成されています。読み終わると、なんとなく、あれやこれや考えてしまいました。なかでも、ひときわ印象深かったエッセイは、生島遼一さんのこ…

「東京古本市予定表」の更新

「東京古本市予定表」に7月及び8月初旬の予定を追加し更新しました。ご覧下さい。尚、誤り・追加等ありましたら、E-mailにて連絡を下さい。 期 間 古本市名 場 所 7/01(金)〜7/07(木) 古書感謝市 高田馬場 BIGBOX1Fコンコース 7/22(金)〜7/23(土) 五反田遊古…

ボルヘスの「書物」について

書物は人間が作り出したさまざまな道具類の中でもっとも驚くべきものである。ほかの道具はいずれも人間の体の一部が拡大延長されたものでしかない。たとえば、望遠鏡や顕微鏡、これらは人間の眼が拡大されたものだし、電話は声が、鋤や剣は腕が延長されたも…

水曜日の古本屋めぐり

水曜日、古本屋めぐりをしたのですが、すでに2つの記事をアップしていましたので、今日、昨日の古本屋めぐりの記事を掲載します。昨日はいつもの通り、古本屋めぐりをしました。意外なところで意外な本を発見。それが昨日のブログで紹介しました宮下志朗さん…

「アラーキーの幸福写真」リニューアル

「アラーキーの幸福写真」をアンテナに登録していましたが、このところ更新されていませんでした。仕事多忙につきかと思っていましたが、今日アンテナをチェックしてみると、なんと更新されているではありませんか。それもリニューアルされて。新しいブログ…

長野市の新しい古本屋

「つん堂@tundowの日記」のを読んで、いつもその行動力には驚いています。国内から海外まで。国内も東奔西走、北奔南走? 今回のように長野と新潟の出張。古本屋めぐりをする。その見聞をブログに書く。これが何より参考になります。これからも軽快なフット…

角川春樹事務所の「280円文庫」創刊

角川春樹事務所が「280円文庫」10点を創刊しました。その文庫は次の通りです。Amazonで「280円文庫」と入力し、GOして下さい。文庫の一覧が見れます。 与謝野晶子『みだれ髪』 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 太宰治『桜桃』 有島武郎『一房の葡萄』 坂口安吾『堕…

木村榮一さんの3つの小説

昨日は松浦弥太郎さんの「私の本」を紹介しましたが、木村榮一さんの『ラテンアメリカ十大小説』(岩波新書)を読んでいたら、こう書いてありました。 本との出会いはその人の生き方や人生に大きな影響を与えることがあります。振り返ってみるとぼくの場合、中…

あの「WIRED 」の日本版が復活!

あの「WIRED (ワイアード)」の日本版が6月10日に復活しました。ブログを見て知ったのですが、驚きました。新しい雑誌はコンデナスト・ジャパンから、「GQ」の増刊としてスタートするそうです。「GQ」の増刊でなくてもいい気もしますが、何らかの経営的意図が…

松浦弥太郎『日々の100』を読んで

松浦弥太郎さんの『日々の100』(青山出版社) を読みました。松浦さんはこの本で100のモノを取り上げ、それにについて語っています。それは本、文房具、サンダル、シャツ、ソックスなど、生活用品全般に及んでいます。その生活用品の中で、私が気になるモノは…

高円寺大均一祭へ

今日と明日、高円寺大均一祭が西部古書会館で開催されています。今日が200円均一、明日が100円均一となってます。朝一に行くことはできませんでしたが、どうにか午前中に滑り込みました。( 時すでに遅しか。)棚の空きや本の並びから見て、すでにいいところ…

グラフィック社『本づくりの匠たち』

「Meets Regional」7月号のように本の特集の雑誌だけではなく、「本の本」にも目がありません。ブログめぐりをしていると、また関西から、といっても、いつもの海文堂書店の平野さんがグラフィック社『本づくりの匠たち』を紹介していました。この本は本づく…

「Meets Regional」7月号「本屋の逆襲」

今日新宿のJ書店に立ち寄り、「Meets Regional」7月号を探しました。先のブログでも触れましたが、特集は「本屋の逆襲」でした。早速その雑誌を購入、読みたい気持ちを抑えられず、電車の中で読み始めました。「Meets Regional」をぱらぱらと見ていると、雑…