2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

山口治子『瞳さんと』

昨日は「アクセスの閉店」についての記事を紹介しましたが、同じ朝日新聞の読書欄に山口治子さんの『瞳さんと』(小学館)の紹介記事が掲載されていました。ちょうど先日『山口瞳の人生作法』(新潮文庫)を購入したばかり。これも何かの縁なので、今回取り上げ…

古本うさぎ書林のこと

「古本うさぎ書林の日日平安」より。古本うさぎ書林が2001年7月15日ネット書店としてオープンし、今年で7年目だそうです。本当に早いものです。当店もネット書店を始める際に参考にさせてもらったのが、古本うさぎ書林のHPと『インターネットで古本屋さん…

再び書肆アクセスの閉店のこと

今日の朝日新聞の読書欄のなかで、「書肆アクセス閉店へ」の記事が掲載されていました。その記事によりますと、書肆アクセスは卸と小売を手がけ、最近の売上が不振に陥り、最近の売上は次の通りだそうです。 区 分 年 度 年間売上 卸 2003 2243万 2006 1036…

五反田遊古会行

今日は久しぶりに五反田の南部古書会館で行われている「五反田遊古会」に行ってきました。午前中に到着し、本を物色しましたが、どうも当たりがありませんでした。やはり昨日いい本が抜かれてしまったのか。2階の会場にも行きましたが、欲しい本と値段が折り…

蔵書管理サイトが作れる

「出版ニュース」を読んでいると、「第2回 Amazon WebAPIを使ってみる」が取り上げられていました。その内容は次の通り。 Web 2.0の技術を使って,実際にアプリケーションを作ってみましょう。まず1つめは,AmazonのWebサービスを使った蔵書管理サイトです。…

木村衣有子さんのブログ

「ナンダロウアヤシゲな日々」の 『「阿佐ヶ谷会」文学アルバム』の見本出来 で、 祥伝社から木村衣有子『もうひとつ別の東京 ひそかに愛し、静かに訪ねる55景』(\1200)が届く。ウェブ連載をまとめたもので、一カ所の文章と写真が見開き2ページで掲載され…

荻原魚雷『古本暮らし』の書評

KINOKUNIYA BOOK BLOG「書評空間」で、近代ナリコさんが荻原魚雷さんの『古本暮らし』(晶文社)を取り上げていました。まだ反響はあちらこちらにあります。近代(こだい)さんは最後で次のように書いています。 こうしてもがきながら、彼は「古本暮らし」のただ…

電車本のこと

梅雨が明けたのか明けないのか。はっきりしない天候が続きます。湿度が高く、むし暑く、やはりクーラーということになります。電車の中もクーラーが強めになっており、ふっと一息つけることが何よりです。「一角獣の頭蓋骨」を読んでいると、「電車本」とい…

Lマガジンと竹中労さんの本

またまた本の読めない状況になっています。それでも本への関心はあり、ブログを見ては新しい情報を読んでいます。少しはゆっくりとした時間が欲しいと思いつつ、もうすでに週半ば。一日が早く過ぎていきます。「古本ソムリエの日記」を読みますと、Lマガジ…

こんなこともあるんだ

ブログを見ていると、読んでいると、・・・ どちらかというと、見ることの方が多いのかもしれません ・・・ と驚くべきことに出くわすことがあります。こんなことあるんだとびっくりしました。なにより、書店(古本屋含む)の大敵は万引きなのです。ネットショップ…

詩人の生活

文庫の整理していたら、ねじめ正一さんの『読むところ敵なし―言葉のボクシング』(ハルキ文庫)が出てきたので、読み始めました。初めは文の調子に乗れず、少々遅延ぎみでしたが、途中から快速になりました。読了。その中で、詩人の生活を書いたエッセイ「中…

高遠 本の家

この週末の「本ブログ」の話題はなんといっても、「書肆アクセス」の閉店のこと。知っていた人もいれば、この週末に知った人もいて、それぞれの「書肆アクセス」への思いがブログに書き込まれています。本好きであればあるほど、この衝撃はさらに大きい。し…

買ったのは『BRUTUS』

「雑誌の特集は本・本・本」で、本の特集を取り上げました。書店に行き、雑誌を見ました。『日経WOMAN』『日経おとなのOFF』など。最終的に買ったのは『BRUTUS』でした。立読み雑誌と買う雑誌は明らかにちがいます。立読み雑誌はひと目で判別できる見るだけの…

書肆アクセス11月閉店

何もない一日はない。書店という狭い業界でもなにかしらいろいろなことが起こります。いわんや、社会では、世界ではとなりますが、昨夜驚いた知らせを読み、がく然としました。なんと、あの書肆アクセスが11月に閉店するといいます。この記事を7/20の「内澤…

新書から選書へ

時折「書店員の話」から引用させてもらっています。今回も同ブログから「新書ブームのあとは選書ブーム」について。 ちくまプリマー新書を立ち上げた出版界の必殺仕事人の松田(哲夫)氏が次に仕掛けるのは選書で新規レーベルの創刊も考えているとおしゃってい…

林哲夫さんの本

昨日の「愉しみな書評本」を書いたときに、書評本ではないので、取り上げなかったのですが、林哲夫さんの次の本が出版されます。これもまた愉しみな本です。 「東川端参丁目の備忘録」より、そのまま転載させてもらいます。『古本屋を怒らせる方法』林哲夫 …

雑誌の特集は本・本・本

「yomunelの日記」の7/17「レイン・ツリー」を読みました。このところの雑誌の特集は本・本・本。いろいろな雑誌で本が取り上げられています。本が注目されているのか、注目するものがないのか、いずれにしても本好きには朗報です。yomunelさんの紹介の雑誌…

愉しみな書評本

先日ジュンク堂新宿店に行き、フロアめぐりをしていたら、いい新刊案内を見つけました。『鶴見俊輔書評集成』(みすず書房)です。これがなんと1巻が4,725円で、全3巻といいます。すでに第1巻がこの7月に出版されました。 第1巻 1946-1969 第2巻 1970-1987 第3…

植草甚一=J・J とは

かつて「Web読書手帖」に 「植草甚一、J・J とは」異説 を書いて、J・J の正しい由来については?のままになっていました。最近また新しい説を発見しました。( 振り返ると、そんなことを追っていたのはもう3年前になります。)では、その新しい説とはなにか…

開高健、三浦展、竹中労

昨日のブログに2つも書き込みましたので、昨日のジュンク堂行きについては今日のブログとしました。それにしても、いまいましい台風です。身構えていたにもかかわらず、軽くかわして、太平洋上へ。肩透かしの一日でした。(これは昨日のこと)昨日雨の中、新…

目黒考二『笹塚日記』親子丼編

目黒考二『笹塚日記 (親子丼篇)』を読了。これは「本の雑誌」2000年8月〜2002年7月までに掲載された「笹塚日記」を単行本にしたものです。『笹塚日記』、『笹塚日記 (うたた寝篇)』に次ぐ、3冊目。もうすでに、今年『笹塚日記 (ご隠居篇) 』が出版されていま…

荒川洋治『黙読の山』

7/15付毎日新聞の「今週の本棚・本と人」で、荒川洋治さんの『黙読の山』(みすず書房)を取り上げていました。この本は小林秀雄賞を受けた『文芸時評という感想』以来、2年ぶりの新刊で、58編を収めたエッセー集といいます。この紹介文の中でエッセイと詩…

ブログメモ、いくつか

(1)「古本ソムリエの日記」7/8「外市終了」より山本さんが「外市」参加のため上京し、あの「外市」に参加しました。その時に東京の古書店を廻ったのですが、そのお店の名前が「ささま書店」*1 西荻窪の「音羽館」*2や「興居島屋(ごごしまや)」*3にも行き…

開高健『日本人の遊び場』

今週は本当に本を読まずに過ごしてしまいした。わずかに本を買った程度で、それ以外は書店にも行かず、よくもったものです。3連休、じっくり本でも読みたいと思っています。この連休は全国的に台風の影響で雨模様。しかし、この時期、こんな台風が来るのはめ…

久しぶりに飯田橋へ

今週は神保町にも行っていないし、古書店や「ブ」も覗いていません。そこで、今日は飯田橋の「ブ」に行ってきました。新しくオープンしたことはいくつがのブログに取り上げられて、気になっていました。実際に行ってみると、まだ込み合っていて、オープンの当…

はてなのはてな

今日ブログを見ると、なにやらCommentsのアイコンとAdd Starのアイコンが表示されていました。Commentsのアイコンをクリックすると、コメントが書けるようになっていました。これは便利。*1次にAdd Starのアイコンをクリックすると、スターの印が付きました…

“本の街”神保町再生計画

「Mの日記@古本T」のブログで、次の記事を見つけました。“本の街”神保町再生へ 吉本と小学館で劇場 明大などと連携強化(イザ!、2007年7月9日)http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/62874 読んでみると、今秋の「神田古本まつり」「神保町ブックフェステ…

「喫茶と古本 高遠本の家」7/20オープン

「本の町」準備ブログ(日本で「ヘイ・オン・ワイ」のような本の町を作くろうというプロジェクト)を読みますと、7/20にいよいよ高遠に本の家がオープンすることになったそうです。ブログでは、店名も決定し、いまその準備に追われているようです。一時動き…

「古書往来座 外市」へ

今日は朝から「古書往来座 外市」に行ってきました。11時をわずかに過ぎ、往来座に到着。向井さん、塩山さん、晩鮭亭さんを見かけました。棚を見始めると、ふぉっくす舎 NEGIさんが声をかけてくれました。今回、NEGIさんも出品、退屈男さんと一緒にレジを担…

ポーランドの古書店

愉しい写真が掲載されていました。そのブログは「daily-sumus」7/7「ポーランドの古書店」です。この写真は林さんの知り合いからポーランド土産に届いたものだそうです。ヨーロッパ、まして東欧は遠い国です。そこの古書店の写真がずらりと並んでいます。ポ…