2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

文庫を買う時は慎重に

今日、久しぶりに新宿のジュンク堂に立ち寄りました。各フロアのレイア-ウトが変わってから、どうもまだ本の在り処がまだ把握できていません。以前はそんなことがなかったのですが、情けない。行きつけの書店だと、どこになにががあることぐらいはすぐわかり…

古本屋開業のための必読書

喜多村拓著『古本屋開業入門―古本商売ウラオモテ』(燃焼社)を読了しました。「本屋のほんね」の書評の通り、古本屋を開業したい人の必読書です。おそらくこの一冊があれば、古本屋は開業できるでしょう。店頭販売、通信販売、ネット販売のノウハウを公開し、…

図書館、書店、古本屋

日々、本に関係するブログをチェックし、継続してみたいブログをブックマーク(「はてな」の場合はアンテナに登録 )しています。ブログはいつも日々新たといったところです。今回もいくつかブログを紹介したいと思います。[1]東京図書館制覇!これは「東京23…

庄野潤三さんの本

「yomunelの日記」、6/26「Walk, don’t run」を読んでいると、庄野潤三さんの『ワシントンのうた』(文藝春秋)について書いてありました。 庄野潤三 『ワシントンのうた』(文藝春秋) 冒頭、柴崎友香さんの書評を紹介しながら、庄野潤三さん*1、小島信夫さんを…

ドストエフスキーの季節?

日曜日の日経新聞の読書欄「文壇往来」で編集委員の浦田憲治さんが「ドストエフスキーの季節 テーマと倫理観に今日性」という記事を書いています。冒頭から「ドストエフスキーの季節が巡ってきたようだ。」と言っています。光文社古典新訳文庫の『カラマーゾ…

内澤旬子さんが「情熱大陸」に

退屈男さんのブログ「退屈男と本と街」の6/24「。」で、7月1日TBSテレビ「情熱大陸」に内澤旬子さんの登場するといいます。そこからリンクをたどり、内澤さんのブログ「内澤旬子・空礫日記」へ。内澤さんは6月1日からアメリカ、メキシコ、キューバを廻り、6月…

古本ソムリエの本棚

最近気になっているのが、古本ソムリエ 山本さんの本棚です。「古本ソムリエの日記」で、本の写真を掲載し、その本を紹介しています。しかし、その本よりその背景が気になります。おそらく自宅で本の写真を撮り、掲載しているのですが、その背景の本棚に本が…

「マリ・クレール」8月号 本の特集

「マリ・クレール」8月号の特集が「知性は最高のラグジュアリー!この夏は「読書」で快楽」だといいます。「yomunelの日記」の6/23「In Watermelon Sugar」や「東川端参丁目の備忘録」の6/23「「marieclaire」8月号」で、この特集が取り上げられてしました。…

神保町めぐり

今日も暑い一日でした。それも午後は汗が止まらぬほど。そんな中、神保町めぐりをしました。本当は五反田にも行きたかったのですが、「古書の森日記 by Hisako」の6/22「古書展めぐり」を読んで、Hisakoさんとは逆に「ぐろりあ会」を見て廻りました。 今日は…

ブックカフェ「cafe mountain BOOKs」

かつて「Web読書手帖」に本についてのあれこれを書いていた頃、ブックカフェが注目されていました。今では当たり前ですが、当時はまだ目新しさがありました。その頃、気になっていたブログが「Bookcafe」でした。しかし、そのブログが2005年3月に休止状態に…

石岡瑛子さんの装幀本

石岡瑛子さん、知っている人は知っている。当たり前なことですが、「古本ソムリエの日記」の「2007-06-19 石岡瑛子の装幀本」で、山本さんが次のように書いています。 石岡瑛子の装幀も好きで、『風に吹かれて』の講談社文庫のカバーデザインとか、写真の入…

林哲夫さんの古書エッセイ集

林哲夫さんの古書エッセイ集が、いよいよ白水社から出る。林さんから電話があり、推薦文(?)を書いてほしいという申し出。林さんの学識にははるか及ばぬ者なれど、快諾。 okatakeの日記「2007-06-20 舌にやけどでチョコラB」で、林哲夫さんの古書エッセイ…

大村彦次郎さんの本

6/19「悪漢と密偵」より、7月に大村彦次郎さんの新刊が出るそうです。大村彦次郎 『万太郎 松太郎 正太郎 東京生まれの文人たち』(筑摩書房 7/12 2,625円) 久保田万太郎、川口松太郎、池波正太郎ほか多くの東京生まれの作家たちの姿を通して、在りし日の東京…

読みたい本、追加

「今週の書評」からを掲載して、もう一冊紹介したくなりました。先に紹介した2冊の本と同様に、同じ人についての本です。書名『淳之介流』著者村松友視さん。この書評は「Chunichi Book Web」に掲載されており、評者は正津勉さんです。もう吉行淳之介さんが…

今週の書評から

今週の書評欄から2冊を紹介します。チェックする新聞は朝日新聞、日経新聞、毎日新聞、読売新聞、中日/東京新聞の4紙で、うち毎日、読売、中日/東京新聞はネット情報に基づいています。まずは7/17朝日新聞からは、田中未知著『寺山修司と生きて』(新書館)で…

東京国際ブックフェア

日本最大の本の展示会、東京国際ブックフェアが7月5日から8日まで東京ビックサイトにて開催されます。今年で14回目だそうです。出店は過去最高の30カ国770社といいます。一般公開は両日午前10時から午後6時まで。講演会はじめ、展示販売会も開催され、割引価…

日曜日の愉しみ

最近の日曜日の愉しみは朝の新聞の書評欄と日経新聞の「美の美」です。先々週から「美の美」では日本のシュールレアリスムと取り上げています。まず、第一は古賀春江さんを、次に三好好太郎さんを、そして今日は北脇昇さんを紹介しています。日本のシュール…

図書館に注目!

いま図書館が変わりつつあります。例えば、今日の日経新聞の東京・首都圏経済では千代田区図書館が5月に新しくオープンして1ヶ月が過ぎ、評判上々との記事が掲載されていました。同図書館はコンシェルジュの導入、ビジネスマン支援など、新機軸を打ち出し、利…

ラングストン・ヒューズの詩

さて、今日はいい詩の紹介を。4月にブック・ダイバーで【四九発駆会−ふるぽん秘境めぐり】を行いました。その際に一緒に出店した吉祥寺の「バサラブックス」のブログから。こうした詩を紹介するのは、茨木のり子さんの『歳月』以来か。これもいい詩集でした…

香港の本屋さん

もう梅雨入りだそうです。昨年より1週間遅れとのこと。今日ブログを見ていると、「本屋回遊記」が1周年記念だといいます。このブログは本屋紹介52店舗、写真付きで解説しています。本屋紹介といいますと、最近の注目は「一古書肆のブログ」です。世界の古本…

書店で見つけた一冊

先日、このブログ「プランタン古本市と新書の新刊」でも紹介した、西垣通さんの『ウェブ社会をどう生きるか』(岩波新書)と谷沢永一さんの『読書通−知の巨人に出会う愉しみ』(学研新書)を買いに書店に行きました。新刊のコーナーを一巡しましたが、新書の種類…

毎日新聞の「書評・今週の本棚」

以前は毎週日曜日に必ず毎日新聞を買いに行っていました。が、最近はMSNと毎日新聞が提携し、毎日新聞の「書評・今週の本棚」が同日ネットで読めるようになりました。そうなると、当然のことですが、毎日新聞を買いに行かなくなりました。特にそれ以外の記事…

「往来堂 店長日誌」より

「往来堂 店長日誌」が新刊の紹介を掲載していました。その中から、何冊か注文したい本がありましたので、それをメモしておきます。(価格はすべて税込)5/17 今週の注文(の一部です)(これから出る本)より 6月 内田繁『普通のデザイン 日常に宿る美のかた…

鎌倉文学館「澁澤龍彦展」

昨日ブログで「本日の購入本」として澁澤龍彦『玩物草紙』(朝日新聞社)を紹介しました。今朝「「北方人」日記」の「澁澤龍彦展を見る」で、鎌倉文学館の「澁澤龍彦展」(ポスター他写真掲載)について触れていました。現在、鎌倉文学館で4月28日(土)〜7月8日(…

吉村冬彦『橡の実』

吉村冬彦『橡の実』(小山書店、一九四一年六刷)。時事的な短文が時代を感じさせてたいへん面白い。 林哲夫さんのブログ「daily-sumus」の「橡の実」を読んでいたら、先日読了した高島俊男さんの『座右の名文』(文春新書)を思い出しました。高島さんはこの…

荻窪めぐり

今日の午前中、このブログのデザインを変えようと、タブを間違え、元のデザインも一部変更してしまいました。当初デザインを保存した時の操作も忘れてしまい、初めからデザインをやり直しました。やってしまった!そんなこんなで、午前中はバタバタしてしま…

プランタン古本市と新書の新刊

今日は銀座に立ち寄り、プランタンの古本市を見てきました。もっと多くの古書店が並んでいると思ったのですが、台数は5〜6台ぐらいで予想外でした。本はというと、あまりめぼしいものはありませんでした。ひと通り見て、帰ろうとすると、気になった一冊があ…

文庫もフリーペーパーに

昨日所用で新宿の紀伊國屋書店に行きました。1階の入口で、派手な文庫が無料で配布されていました。一冊もらうと、それが『ケドを読む』*1でした。文庫がフリーぺーパーのように無料で配られていました。その文庫を見てみると、糸井重里さんが「文庫のかたち…

加藤典洋さんのよしもとばなな評

たまには「アエラ」をと、100円マガジンで買いました。「アエラ」も息の長い雑誌になりました。電車の中で、めずらしくパラパラ。その中に、「よしもとばななと私たちの20年」という記事がありました。よしもとさんも『キッチン』でデビューしてから20年だと…

7月の新刊文庫より

「悪漢と密偵」の7月新刊文庫より、ひときわ講談社文芸・学術文庫の頑張りが目立ちます。ちくま学芸文庫もあるのですが、7月は講談社に軍配が上がります。その新刊の中で、次の2冊がなんといっても気になります。 吉田健一『ロンドンの味 吉田健一未刊エッセ…