小田光雄「出版・読書メモランダム」

出版業界のオススメのサイトは何と言っても、このサイトです。

出版・読書メモランダム 

このサイトを読むことで、各月ごとの出版業界(出版関連業界)の詳しい動向がわかります。

業界人の方々だけでなく、読書好きの方々も必読です。内容が充実していますので、読みたい記事から読めばいいでしょう。このサイトがあるので、一般の方も出版業界の全体を見渡すことができます。

出版状況クロニクルV

出版状況クロニクルV

詩人の肖像 ③ 吉増剛造

8月3日の日経新聞「詩人の肖像③」は、吉増剛造さんを取り上げています。大見出しは「詩の切っ先求め多彩な冒険」。現代詩は難解だと言われています。が、それだけ人間(ひと)も世界も複雑になっているからでしょう。

そんななかで、吉増さんは何をしようとしているのでしょう。独自の冒険を試みながら、詩の生成と創造に立ち会っているのです。吉増さんの人と詩については 講談社現代新書『我が詩的自伝 素手で焰(ほのお)をつかみとれ!』をお読み下さい。

荻原魚雷 「この先のこと」

荻原魚雷この先のこと」より

 この秋、わたしは五十歳になるが、たぶん、五十代になったら仕事も減るだろう。今まで通り働けるかどうかもわからない。仕事が減ったら、生活レベルもそれに合わせて縮小する。すこしずつ蔵書を売り、なるべくお金をつかわない暮らしをする。のんびり楽しい日々を送るための工夫をする。

 それでも週一くらいは外で酒を飲みたいし、喫茶店にも行きたい。年に二、三回、国内を旅したい。「悠々ではないが、自適の暮らし」を目指したい。

 それは覚悟というよりは、心の準備のようなものだ。

 私も魚雷さんのように、「悠々ではないが、自適の暮らし」を目指したい!先のことを考えると、そうした暮らしも、簡単ではないのですが、心の準備だけは始めたいと思うのです。(もう遅いかしれませんが)

古書古書話

古書古書話

文壇高円寺

ストリートファッションの原点と展望

都築響一さんの LEON インタビューより
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190801-00010001-leon-life#

 お金がないからメディアが喧伝するようなコーディネートを構築することができない。だから何とか安いアイテムを独自に組み合わせて、似たようなファッションをクリエイトするというスタイル。それがストリートファッションの原点だと思います。

そういった個性のあるメディア(『鶴と亀』という興味深いメディア=長野県の奥地で製作されているその媒体)が地方から生まれているように、これからのストリートシーンは、“原宿”や“渋谷”といった限定された場所から生まれるものではなくなるはずです。あらゆる場所に広がって、より個人的、局所的なものになるような気がしています。

「大宅壮一文庫」運営難、雑誌図書館閉館

 

運営難続く「大宅壮一文庫」 支援組織代表にデヴィ夫人朝日新聞) - goo ニュース https://t.co/mzJ1w53aY8

 

雑誌図書館閉館(東京都新宿区にある私営の雑誌図書館「六月社(ろくがつしゃ)」)10万冊処分の危機 有名誌創刊号も:朝日新聞デジタル https://t.co/sUzVyBIfFE

大宅文庫が経営難と言われて久しいのですが、どうにか頑張って運営をしているようです。新宿の雑誌図書館は閉館になり、10万冊の処分をどうするか検討しているとのこと。

ともに、雑誌を中心に地道な資料集めをし、今に至っています。インターネットの時代になり、今は週刊誌の時代ではありません。しかし、今まで蓄積した資料はきちん維持保管してほしいと思います。

私もかつて大宅文庫を利用しました。出版・雑誌・マスコミなどの関係で利用していない人はいないと思います。

とりわけ、大宅文庫は支援団体ができ、継続するようですが、時代のあったメディアになれるか、なれないかは今後の結果しだいです。これからの大宅文庫の動向に注目したいと思います。

関東甲信の梅雨明け

今日、本当に暑い一日でした。関東甲信では梅雨明け宣言。本格的な夏を迎えます。今日のような暑さが続くわけですから、十分な準備と対策が必要になります。備えあれば、憂いなし!

BRUTUS特別編集 デザインのいい仕事場2.5

Casa BRUTUS特別編集 デザインのいい仕事場2.5 (マガジンハウスムック)

Casa BRUTUS特別編集 デザインのいい仕事場2.5 (マガジンハウスムック)

 良いデザインは良い仕事場から、良い仕事場から良いデザインから生まれます。しかし、それが絶対ではありません。良いデザインが悪い環境から生まれる場合もあります。それだけ知的生産は難しいのです。

今までは仕事の内容を重視していましたが、今はそれを生み出す環境にも力を入れています。素晴らしい仕事場が続々生まれ、そこから新しい知的生産が生まれます。この雑誌を見ていると、環境もやはり大事であることがわかります。

詩人の肖像 ② 伊藤比呂美

日経新聞 7月27日付 詩人の肖像 ② 伊藤比呂美 の大見出しは「波乱の人生、すべて作品に」です。伊藤さんの人生だけでなく、人の人生は実にさまざまです。平凡な人生もあれば、過激な人生もあり、各々がその人生を生きています。人生って、何なのでしょう。今回の詩人の肖像は、伊藤比呂美という一人の詩人の、赤裸々な人生が語られています。

米国 電子書籍 eブック の動向

米図書館で人気のeブック貸出、出版業界は苦慮 https://t.co/q9bEIA7sfR @WSJさんから

 米大手出版社の1つが図書館に電子書籍(eブック)を販売する方法を変えようとしている。図書館利用者の間で人気が高まっているデジタル図書貸出アプリが、出版社の売り上げをむしばみつつあるためだ。

 大手出版社のマクミランは近く、新刊書の発売後8週間までは、各図書館システムによるデジタルコピーのアクセスを1冊分に制限する考えを明らかにした。

アメリカの電子書籍 eブックの貸出について、出版業界が異議あり、上記の方向を示しました。日本での電子書籍 eブックの普及はまだまだ遅れています。これからの道筋が見えません。

今後日本での電子書籍 eブックを考える時に、先行の米国のケースが大いに参考になると思いますが、それ以上に業界全体でこれからの出版業界全体のありかた  (当然図書館も含まれます)  を早急に考えていく必要があると思います。

動画配信のこれから

アマプラ、dTV、Hulu、DAZN…動画配信「第2の波」、各社の生き残り戦略とは (1/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット) https://t.co/V0XItNWmto