荻原魚雷 「この先のこと」

荻原魚雷この先のこと」より

 この秋、わたしは五十歳になるが、たぶん、五十代になったら仕事も減るだろう。今まで通り働けるかどうかもわからない。仕事が減ったら、生活レベルもそれに合わせて縮小する。すこしずつ蔵書を売り、なるべくお金をつかわない暮らしをする。のんびり楽しい日々を送るための工夫をする。

 それでも週一くらいは外で酒を飲みたいし、喫茶店にも行きたい。年に二、三回、国内を旅したい。「悠々ではないが、自適の暮らし」を目指したい。

 それは覚悟というよりは、心の準備のようなものだ。

 私も魚雷さんのように、「悠々ではないが、自適の暮らし」を目指したい!先のことを考えると、そうした暮らしも、簡単ではないのですが、心の準備だけは始めたいと思うのです。(もう遅いかしれませんが)

古書古書話

古書古書話

文壇高円寺

ストリートファッションの原点と展望

都築響一さんの LEON インタビューより
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190801-00010001-leon-life#

 お金がないからメディアが喧伝するようなコーディネートを構築することができない。だから何とか安いアイテムを独自に組み合わせて、似たようなファッションをクリエイトするというスタイル。それがストリートファッションの原点だと思います。

そういった個性のあるメディア(『鶴と亀』という興味深いメディア=長野県の奥地で製作されているその媒体)が地方から生まれているように、これからのストリートシーンは、“原宿”や“渋谷”といった限定された場所から生まれるものではなくなるはずです。あらゆる場所に広がって、より個人的、局所的なものになるような気がしています。

「大宅壮一文庫」運営難、雑誌図書館閉館

 

運営難続く「大宅壮一文庫」 支援組織代表にデヴィ夫人朝日新聞) - goo ニュース https://t.co/mzJ1w53aY8

 

雑誌図書館閉館(東京都新宿区にある私営の雑誌図書館「六月社(ろくがつしゃ)」)10万冊処分の危機 有名誌創刊号も:朝日新聞デジタル https://t.co/sUzVyBIfFE

大宅文庫が経営難と言われて久しいのですが、どうにか頑張って運営をしているようです。新宿の雑誌図書館は閉館になり、10万冊の処分をどうするか検討しているとのこと。

ともに、雑誌を中心に地道な資料集めをし、今に至っています。インターネットの時代になり、今は週刊誌の時代ではありません。しかし、今まで蓄積した資料はきちん維持保管してほしいと思います。

私もかつて大宅文庫を利用しました。出版・雑誌・マスコミなどの関係で利用していない人はいないと思います。

とりわけ、大宅文庫は支援団体ができ、継続するようですが、時代のあったメディアになれるか、なれないかは今後の結果しだいです。これからの大宅文庫の動向に注目したいと思います。

関東甲信の梅雨明け

今日、本当に暑い一日でした。関東甲信では梅雨明け宣言。本格的な夏を迎えます。今日のような暑さが続くわけですから、十分な準備と対策が必要になります。備えあれば、憂いなし!

BRUTUS特別編集 デザインのいい仕事場2.5

Casa BRUTUS特別編集 デザインのいい仕事場2.5 (マガジンハウスムック)

Casa BRUTUS特別編集 デザインのいい仕事場2.5 (マガジンハウスムック)

 良いデザインは良い仕事場から、良い仕事場から良いデザインから生まれます。しかし、それが絶対ではありません。良いデザインが悪い環境から生まれる場合もあります。それだけ知的生産は難しいのです。

今までは仕事の内容を重視していましたが、今はそれを生み出す環境にも力を入れています。素晴らしい仕事場が続々生まれ、そこから新しい知的生産が生まれます。この雑誌を見ていると、環境もやはり大事であることがわかります。

詩人の肖像 ② 伊藤比呂美

日経新聞 7月27日付 詩人の肖像 ② 伊藤比呂美 の大見出しは「波乱の人生、すべて作品に」です。伊藤さんの人生だけでなく、人の人生は実にさまざまです。平凡な人生もあれば、過激な人生もあり、各々がその人生を生きています。人生って、何なのでしょう。今回の詩人の肖像は、伊藤比呂美という一人の詩人の、赤裸々な人生が語られています。

米国 電子書籍 eブック の動向

米図書館で人気のeブック貸出、出版業界は苦慮 https://t.co/q9bEIA7sfR @WSJさんから

 米大手出版社の1つが図書館に電子書籍(eブック)を販売する方法を変えようとしている。図書館利用者の間で人気が高まっているデジタル図書貸出アプリが、出版社の売り上げをむしばみつつあるためだ。

 大手出版社のマクミランは近く、新刊書の発売後8週間までは、各図書館システムによるデジタルコピーのアクセスを1冊分に制限する考えを明らかにした。

アメリカの電子書籍 eブックの貸出について、出版業界が異議あり、上記の方向を示しました。日本での電子書籍 eブックの普及はまだまだ遅れています。これからの道筋が見えません。

今後日本での電子書籍 eブックを考える時に、先行の米国のケースが大いに参考になると思いますが、それ以上に業界全体でこれからの出版業界全体のありかた  (当然図書館も含まれます)  を早急に考えていく必要があると思います。

動画配信のこれから

アマプラ、dTV、Hulu、DAZN…動画配信「第2の波」、各社の生き残り戦略とは (1/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット) https://t.co/V0XItNWmto

詩人の肖像 ① 荒川洋治

日経新聞7月20日日経新聞で、「詩人の肖像」が始まりました。面白い連載になりそうな気がします。一番手は荒川洋治さん。冒頭次のように話しています。

「詩の天分のある人など世の中にはたくさんいますよ。でも詩は、天分を伸ばせば書けるというものではない。自分の道を見つけることです。人から何と言われようと自分の言葉を打ち出していく」。

これだけの情報が拡散する時代に、この「自分の言葉」が大事ですね。人の言葉ではない、自分の言葉をどう生み出していくか。人と人との交流は自分の言葉の流通から始まります。 

夏の陽射し!

今日は暑くなりそうです。陽射しがいままでと明らかにちがい、天気予報では30度を超えるらしい。梅雨寒から真夏日( 猛暑日 )とは、如何せん体にはきつい。この夏は暑くなりそうなので、まずは熱中症に注意を。

と、書いてから1時間も経ないうちに、突然の雨。この雨もすぐに上がり、空がまた明るくなってきました。この変化に適応しなければ、自然と同じく淘汰されてしまいます。まずは自らが自らを守るしかありません。